【銀行融資の基礎】中小企業の資金調達の基本を解説

みなさん、こんにちは!

弾が無ければ戦えない、キャッシュが無ければ資金ショート。店舗ビジネス専門の資金調達コンサルタントの行政書士事務所アバンテ代表の永尾です。

中小企業の資金調達といえば「銀行融資」です。

今回は「銀行融資の基本」について解説します。

融資には大きく分けて2種類

中小企業が受ける銀行融資は大きく分けて2つです。

1つは「信用保証協会の保証付き融資」、もう1つは「プロパー融資」です。銀行融資を理解する上での基礎中の基礎なのでまずはここを理解していきましょう!

信用保証協会の保証付き融資

日本政策金融公庫の融資と同じ「公的融資」です。

中小零細企業が受けている銀行融資は、ほぼこの「信用保証協会の保証付き融資」です。いわゆる「協会つき」「マル保」と言われるものです。

基本的に、創業まもない企業、業績があまりよろしくない企業、保証人はいるけど資産背景が弱いなど、融資を受けにくい場合に信用保証協会が保証を肩代わりすることで融資を受けやすくなります。

信用保証協会の保証を受けるには、保証協会の審査を通過する必要があり、さらに信用保証料を支払う必要があります。

お金を貸すのは銀行などの金融機関です。万一、借入金の返済ができなくなった場合は、借りた企業に変わり信用保証協会が金融機関に返済します。これを代位弁済と言います。

プロパー融資

保証協会の保証をつけずに金融機関が独自でリスク負担してする融資を「プロパー融資」と言います。

プロパー融資は、銀行が100%リスクを負うためある程度付き合いがあり、信頼関係があり、業績も良い企業でない限り難しいです。

プロパー融資を受けられるほど業績が良く、金融機関とも良好な関係を築けるようになりたいですね。

ビジネスローン

最近ではあまり聞かなくなりましたが1990年代後半に始まったスピード審査の融資です。プロパー融資の一種です。

スピード審査、無担保、第三者連帯保証人も必要なしという特徴で、しかも審査期間が3日程度であるため通常の銀行融資より早く資金調達できます。

デメリットは、利息が高く、事務手数料がかかる場合が多いです。コンピュータがほぼ決算書のみで審査することから粉飾決算が増加し貸し倒れも連動して増えたため、現在では人の目が入り審査のハードルも上がりました。

デメリットもありますが、すぐに資金調達できるメリットは大きいので知っておくと便利です。

まとめ

今回は、銀行融資の基本について解説しました。

当事務所でも融資の無料診断を行なっております。ぜひ興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

キャッシュは事業継続の生命線です。黒字倒産を避けるためにも帳簿上の利益に惑わされずにキャッシュの流れを把握して資金繰りをしていきましょう。

  • URLをコピーしました!
目次